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Salesforce Summer’18 今回の定期更新ではレポート機能も充実!レポートのエクスポートの見栄えが大幅に改善されている!?

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Salesforce Summer’18 今回の定期更新ではレポート機能も充実!レポートのエクスポートの見栄えが大幅に改善されている!?

6月10日、Summer’18がリリースされました。
今回もSalesforceのさまざまな機能が改善されましたが、その中でも会議資料や営業戦略のための資料などとして活躍するレポートの改善について取り上げていきたいと思います。

レポート機能の改善点について

Salesforceの公式リリースノートによると、今回レポート機能について改善された内容は次の通りです。

  1. Lightning レポートビルダーを使用したレポートの再考 (正式リリース)
  2. Lightning Experience での結合レポートの導入 (ベータ)
  3. 書式設定を保持したレポートのエクスポート
  4. カスタマイズされた日付の粒度でレポートをグループ化
  5. 元の値と新しい値での項目履歴レポートの絞り込み
  6. 改善された実行ページによるパフォーマンスの向上 (ベータ)
  7. Lightning Experience のレポートのグラフの機能強化
  8. Lightning Experience のレポートのその他の機能強化

[aside type=”normal”]出典:Salesforce Summer ’18 リリースノートより(http://releasenotes.docs.salesforce.com/ja-jp/summer18/release-notes/rn_rd_reports.htm)[/aside]

主な変更点としては、インターフェースが今風になったというのが目立ちますが、中でも実務に役立ちそうな以下の2つの変更についてピックアップします。

  • 書式設定を保持したレポートのエクスポート
  • 日付の検索条件で、「いつ以前」とか「いつ以降」という条件が指定できるようになったこと

書式設定を保持したレポートのエクスポートについて

サポートをやっていると、お客様から会議資料などで使用しているので罫線をつけたりタイトル文字を大きくするなど体裁の整ったレポートの形でエクスポートすることはできないのかという問い合わせは以前からよくあります。

これを、実現するにはVisualforceで開発する必要があり、ある程度費用がかかりますので、単に罫線入れて見栄えを良くするだけのためにお金かけるのはなあ…と、だいたいのお客様が諦めていらっしゃったので、今回のこのリリースは大変ありがたいのではないでしょうか。

書式設定を保持したレポートのエクスポートの手順

エクスポートしたいレポートを開き、編集の右の▼を押して「エクスポート」をクリックします。

次の画面で何も変更せずに「エクスポート」をクリックします。

エクスポートされたエクセルファイルがこちらです。

これだと、会議前に慌ててレポートをエクスポートしてもその見た目そのままですのですぐに使えます。

サマリーレポートなどの詳細は書式付きレポートでエクスポートされない

ただ一点、気を付けないといけないのは、サマリーやマトリックスレポートなどの場合は、詳細を表示した状態でエクスポートしても(画像を参照)、

表示されているレポート画面とは違って、詳細はエクスポートされていません。

行や列をグループ化していない通常のレポートや、書式のない形式なら、詳細をエクスポートできるようになっているので、目的に合わせて活用するといいですね!

○○以前とか○○以降という日付の検索条件について

レポートのエクスポート機能以外では、「カスタム日付範囲を無制限にできる」というのもありがたいです。
これまで融通の利かなかった日付の期間指定。「今日以降に完了予定の商談」など、○○以降とか○○以前とかっていう集計をしたい場面ってよくあるんですが、そのたびにこの必須の期間指定の条件は「作成日=常時」にして、わざわざ条件「完了予定日>今日」を別で追加したりと、無理やり感がありましたが、この改善で解決します。

新しい日付の検索条件の入力の仕方

開始日のみ入力すると、「開始日以降」となり、終了日のみ入力すると、「終了日以前」となります。

日付設定時の注意点 条件に表示される日が1日前!?

機能をチェックしていたら、あれ??

選択した日付は6/10なのに…

適用を押すと6/9以降になってる!!

商談データの完了日を6/9に変更して確認みたら、6/9が完了予定のデータは上がってきませんでした。つまり、集計自体はきちんと「6/10以降」になっていますが、レポートでの条件標記だけが「6/9以降」…

Salesforceのデータベースでは日付型のデータはGMT(グリニッジ標準時)で格納されているという仕様になっているんですが、おそらくそのあたりで表示がGMTになっちゃっているんでしょう。

Salesforceではあるあるですが、混乱するから早く治してもらいたいですね!

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