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Power BIスライサーというビジュアル使っていますか?同期を使って操作をより単純でユーザフレンドリーなレポートを実現

Power BI ハンズオンセミナー(応用編)

皆さん、Power BIにおいてスライサーというビジュアルは使われていますでしょうか?

ビジュアルレベルフィルターなどのフィルターとは違って、レポートを見ている人が自由にフィルターを設定できることから非常に人気のあるビジュアルですので、使ったことのある人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな大人気ビジュアルであるスライサーについて、さらに便利にしてしまう「Power BIスライサーの同期」をご紹介します。

例えば営業担当個人についての営業成績を見るレポートで、視点によってレポートのページが変わるようになっている場合、レポートのページごとに営業担当を選択するのは面倒です。

また、期間を絞ってみたいときに、それがページごとでばらばらに設定するのではちょっと面倒ですよね。

こういった悩みを解決してくれるのが、「Power BIスライサーの同期」という機能です。

Power BIスライサー同期・今回の目標:一つのページでスライサーを適用すれば他のページのスライサーも連動する

まずはこちらの画像を見てみましょう。


医療系の方はおなじみの二次医療圏というエリア区分でスライサーが作られています。

横浜西部という二次医療圏が選択されていますね。

では、隣のシートに移ってみましょう。

こちらにも二次医療圏というPower BIスライサーがあるのですが、こちらは何も選択されていないままになっています。

これだと、レポートを配ったときに「いちいち条件を指定するのが面倒」という声が出てきそうです。

弊社の今までの開発ですと、極端なケースでは1枚のレポートで100枚を超える場合がありました。

その一枚一枚でスライサーを設定するというのは非常にナンセンスですよね。

今回はこのようなケースで、一つのページでスライサーを設定すれば他のページにも適用される設定をしていきます。

Power BIでスライサーの同期を設定する

それではPower BIスライサーの同期を設定していきましょう。

  • リボンの表示タブにあるPower BIスライサーの同期にチェックを入れると、Power BIスライサーの同期ペインが右側に表示されます
  • 同期させたいPower BIスライサーの端っこをクリックしてグレーの枠を表示させると、Power BIスライサーの同期ペインにシート名が表示されます

左側のチェックボックスが同期の有無、右側のチェックボックスが表示の有無を表します

  • 同期させたいシートの左側のチェックボックスにチェックをつけます

たったこれだけでPower BIスライサーの同期の設定が完了です。

実際に試してみましょう。

先ほどと同様、横浜西部にチェックをつけると、

もう一方のページでも横浜西部が選択されている状態になっていました。

確かにスライサーが連動しているようです。

画像を見ていただければわかりますが、この同期はページ単位で行うことができますので、特定のページでは同期させたくないといった要件でも、全てのページで同期をさせたいといった要件でも対応することができます。

また、今回はお見せしていませんが、日付や数値などの場合で使えるスライサーの範囲指定の場合でも、同様に同期を設定することができます。

ページを追加するときにPower BIスライサーを簡単に同期させる方法

新しくページを追加するたびにいちいち上記の方法を取ってページを追加していくのは面倒ですよね。

そんな場合に使えるテクニックを紹介します。

Power BIスライサーを別のページにコピーすると同期するか選択するダイアログが表示される

テクニックといっても、やること自体は非常に単純で、スライサーをコピーして別のページに貼り付けるだけです。

そうすると、以下のようなダイアログが表示されますので、同期ボタンを押せば完了です。


このやり方ですと、スライサーの書式もそのままコピーしますので、デザインに凝っていらっしゃるのであれば、その意味でも便利です。

Power BIスライサーを表示させたくないけど同期はする、なんてこともできる?

多くはないケースだと思うのですが、最初にスライサーを設定したらその後のページでは選択をさせたくないなんてこともあるかもしれませんね。

その場合に使えるのが右側の表示ボタン。

私が最初、てっきり表示のチェックを外すと勝手に同期のチェックも外れるのではなんて考えていたのですが、そんなことはありません。

同期はするけれども表示はさせないという設定も可能なのです。

以下は実際に表示のチェックを外してみた画像です。この画像を見てみると、スライサーは表示されていないにもかかわらず、横浜西部が選択されたときの状態になっています(わかりにくいですが、前の画像と比較してみると確かに横浜西部が選択されたときの表示になっているのがご確認いただけます)。

使い方のイメージとしては、例えば、最初のページにスライサーを大量に用意しておいて、まずはユーザに情報の絞り方を選択させてから次以降でレポートの内容を見せるとかが考えられます。

この設定にしたときに問題として上がるのが、「どんな条件で絞られているかがわからない」ということです。
絞っているスライサー自体が非表示になっていますから、いきなりそのページを見たユーザとしては絞り込み条件がわからなくなってしまうのです。

ですので、カードや表といったビジュアルを利用して、今選択されているのが何かはわかるようにしておいた方が親切でしょう。

非表示にしたとしても、結局絞り込み条件を表示しなければユーザにとって見にくくなってしまうとなると、この手法が使えるケースというのは、ユーザには最初のページでしかスライサーを触ってほしくないというケースのみかと思います。

わざわざ別のビジュアルを持ち出すということは、ビジュアルのコピー&ペーストが使えず、再度書式設定をして他のビジュアルとデザインを合わせなければならないということです。

私の場合はその設定が面倒ですので、あえて非表示にするようにはせず、スライサーで絞り込み条件がわかるようにしています。

ちなみに、今回使っている画像は、全て弊社が加工した病床機能報告を使った分析レポートです。

神奈川県に限定してですが、この分析レポートを公開(https://app.powerbi.com/view?r=eyJrIjoiODlhZDg0YTgtOWJiZi00NjYzLWE5ZTItMWQyMDFhMmVkOTg3IiwidCI6ImVmY2JkYTc2LTg2YjAtNDA2Yy04NDkyLTEzYjQwODNmYTE2MyJ9)しておりますので、病床機能報告について関心がある方、Power BIの実際の画面を見てみたい方など、ご興味のある方は是非覗いてみてください。

病床機能報告自体は厚労省が公開していますが、弊社ではPower BIなどのBIツールですぐに分析が開始できるようにデータを加工して保有しています。

こちらの分析レポートについてはお客様から頂いた切り口を追加していく方針ですので、もしご希望がありましたら是非ご連絡ください。

また、弊社にて加工した病床機能報告データの全国版は有料にてご提供を行っております。詳しくは弊社病床機能報告データ化のページをご覧ください。

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