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Power BIのライセンス 無料版とPro、Premiumの違いは?ライセンスを選ぶときのポイントを解説!

価格と価値の天秤

Power BIのライセンスには無料版、Pro、Premiumの3種類がありますが、いまいちどう違うのかがわかりにくいので悩んでいる方も多いのではないでしょうか?今回はそれら3つの違いについてまとめました。

Power BIの無料版、Pro、Premiumの大まかな導入の指針

まずはざくっと考えた場合にどのライセンスであるべきかを、それぞれのライセンスでできることを踏まえてみていきましょう。

Power BI 無料版とProどちらを選択するべき?導入の指針

Power BIレポートは自分だけで見る?それなら無料版で十分です

実はPower BIの無料版は機能的にほとんど有料版と変わりません。
同じようにデータを取り込んで、同じようにデータを加工して、同じようにデータをアップロードすることができます。
また、アップロードしたデータを自動で更新する機能についても同じように行うことができます。
なので、自分一人が勝手に分析してかつ、自分一人で完結してしまうのであれば、実は無料版で十分といえます。

Power BIレポートを他の人と共有したい?それなら大抵はProが必要です

では無料版とProの違いは何かと聞かれることが多いのですが、ほぼほぼ共有できるかどうか、というところに尽きます。
無料版では、レポートを公開しようとすると、誰でもアクセスできるURLを発行することしかできません。
作成されるURLが複雑だから、どうせ知っている人しかアクセスできないだろうと思ったそこのあなた。
私も同じことを考えて問い合わせたのですが、なんと検索に引っかかってしまう可能性すらあるのだそうです。
売上データなどの非常に重要なデータを扱うのは一切ダメということで、会社内で共有しようとするならほぼほぼ無料版は選択肢に入らなそうです。

しかし、それでもProのライセンスを使わずに社内でレポートを共有したいというお話を聞きます。
お勧めはしませんが、Power BI Desktopの.pbixファイル自体がすべてのデータを抱えていることから、ファイル自体を共有してしまえば一応、社内での共有はできないことはありません。
この場合、以下のようなことが発生することは見込んでおかなければなりません。

  • 元のファイルに変更が生じたら全員に配り直さなければならない
  • もちろん、配布されたものをベースにしたレポートをつくっていたら全て作り直し
  • 配られた後のデータ更新は全員がそれぞれで行う(Power BIは全量更新です。AWSやGCPにデータがあったら恐ろしいことになります)
  • もちろん、更新タイミングによってそれぞれが持っているレポートの数値にずれが出てくる可能性がある

もしどうしてもやりたいということであれば、例えば1年に1回しか更新されないようなデータなど、更新頻度の小さいものに止めるべきと考えています。
ちなみに、この方法であればPower BI Desktopのインストールが必要なだけで、無料版の登録すら必要ありません。

Power BI 無料版とPro 選択ポイント

  • 社内で共有したいならほぼほぼProが必要
  • 自分一人で使う、もしくは、更新がほぼほぼ発生しないレポートなら無料版でも大丈夫

Power BI ProとPremiumどちらを選択するべき?導入の指針

Power BIのライセンス体系についてお詳しい方は、ん?と首を傾げた方がいるかもしれません。
実は、ProとPremiumは「どちら」といえるものではないのですが、わかりやすくするために上記のように書きました。

Power BIレポートをつくって共有したい?それなら必ずProが必要です

まず、Proライセンスを購入すると、Power BI Desktopで開発したレポートをPower BI Serviceにアップロードして共有することができます。
ここでのポイントは、Power BI Serviceで共有されたレポートを見ることにもProのライセンスが必要であることです。
つまり、例えレポート開発者が1人だったとしても、閲覧する人が100人いれば、Proライセンスは100個取得する必要があります。
それでは、ユーザ数が5,000人になったら?
Proの価格は2018年11月27日現在で1,090円/ユーザ/月ですから、5,000×1,090円で5,450,000円/月。
そこまではちょっとなあ、というのが正直なところだと思います。
Premiumはこういた閲覧のみの方が多い企業において非常に有効です。

Power BIレポートを見るだけの人が多い?それならPremiumもありかもしれません

Premiumではユーザ単位ではなくノード単位での数に縛られずユーザに閲覧権限をつけることができるので、ユーザ単位で購入するProよりは安価で済む傾向があります。
ただし、ユーザ数が増えればそれだけノード数も必要になるというもの。
P1ノードが1ノードあたり54,5000円ですが、単純にその金額を払えばOKというものではないことに注意が必要です。
また、あくまでもPremiumはあくまでも閲覧する権限を付与することができるだけで、新たにレポートを作成して共有する権限は与えられません。
ビジネスユーザ全員でレポートをつくり、相互に共有をする場合は、結局それだけのProライセンスが必要となります。

Power BI ProとPremium 選択ポイント

  • 「ProかPremium」か ではなく、「ProかPro+Premiumか」
  • レポート開発者とレポート閲覧者の比率で金額に大きな違いが

機能面でのライセンスの違い

ここからは機能でMicorosoft PowerBIのライセンスの違いを見ていきましょう

1レポート辺りのデータソース容量:無料版とProは1GB/レポート、Premiumはノード次第だけれど、50GB/レポートも

データソース容量というのは、レポートをつくるために取り込むことができるデータ量のこと
Power BIではその3つのデータ量の合計がそれぞれのライセンスごとに定められていて、たとえば、会社マスタと顧客マスタと売上データの3つのテーブルを取り込んでいるのであれば、この3つでその容量を超えないように気をつけなければなりません。
これが、無料版とProでは1GB、Premiumはノードによって最大50GB以上まで拡張することができます。
ただ注意が必要なこととしては、Power BI換算での1GBはCSV換算での1GBと大きな乖離があるということです。
最新のExcelを使われている方は気づいたかもしれませんが、最近のMicrosoft製品はデータを圧縮して保存しており、ファイルが大きければ大きいほどCSVに比べてファイルサイズが小さくなる傾向があります。
圧縮効率次第なのでなんともいえませんが、私の体感としては5倍程度には多く持てるような感覚があります。

私はPower BIはあくまでもユーザ寄りのBIという立ち位置であると考えているので、1GBでも使用に耐えうると思っています。

ストレージ容量:無料版は10GB、Proは10GB/ユーザ、Premiumは100TB/ノード

ストレージ容量というのは、Power BIデータソースを合計何GBまで持てるかという容量のこと。
無料版とProでは10GB/ユーザということですが、Premiumは100TBまで使うことができます。
売上データなどを使っていると、どれくらい明細が細かいかにもよりますが、大体1レポート500MBくらいは覚悟すると考えると、無料版とProは工夫()をしないとすぐにストレージ容量を使い切ってしまいそうです。

更新回数:無料版とProは8回/日、Premiumuは48回/日

Power BIはものによっては何も導入せずに、オンプレミスデータベースやローカルファイル等であればオンプレミスデータゲートウェイというものを使うことによって自動更新を行うことができます。
時間はこちらで自由に指定ができるのですが、そこで設定できる更新回数が無料版とProでは8回/日、Premiumでは48回/日となっています。
営業時間が8時間であるならば、無料版とProは1時間に1回、Premiumは10分に1回の更新をかけることができます。
これはあくまでデータインポートという方法によってPower BIがデータを取り込んでいる場合の話で、それより細かい頻度で最新のデータを見たいという場合には、Direct Queryというデータの取り方を選択します。
Direct Queryではデータベースに対してクエリを投げてデータを受け取る形式ではほぼリアルタイムのデータを取得することができます。その分非常に重い他、非常に強い制約があるので注意が必要です。

ここまで他にもまだまだ違いはありますが、まず抑えるべきポイントとして違いを紹介しました。

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