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拡がった MD-Net その②

そんなメリットがあるMD-Netですが、いくつかの注意が必要です。

MD-Netの注意点

そんなメリットがあるMD-Netですが、いくつかの注意が必要です。

  • MD-Net接続後もFAXが残る(全てMD-Netで受注できる訳ではない)
  • 単位等の間違いの修正がされない
  • 受注時に病院名が解らなくなる

接続を検討している段階のメーカーからするとMD-Netに接続すれば、全てがデータとして来る誤解をされることがあります。 しかしながら、ディーラーによりその使用割合は、50%から95%と差があり、実際取扱い品目によってもその割合は変わります。全てがMD-Netで可能にならない理由としては、自社システムに登録を行わないためにFAXを継続することが多いことです。営業担当が、急ぎの場合は自社システムの入力の前に直接FAXする会社があったり、会社の統合等でシステムが別になっていたりするようです。ディーラー側の工数は直接削減されないためか、ディーラー側に接続の割合を急ぎ上げる必要性がないようです。また、メーカー側の依頼により、締切時間後の急ぎの場合は、FAXでの注文としたり、特定品目については価格設定等がMD-Netの対応に支障があったりするケースもあります。

また、MD-Netは単位を持っておらず、事前にディーラーとメーカー間で約束した一つの単位しか扱えないこともあります。メーカー、ディーラーの両方で、箱や個等複数単位で管理している場合、事前の調整が必要です。この際にディーラー側で品目マスタの設定を間違えたり、営業担当の認識に誤解があったりすると、10個のつもりが10箱の発注になったりします。実際、単位を間違ってトラック満杯で物が来て、後での処理が大変だった、という話も聞いたりします。ただ、現在は各社もノウハウがたまり、品目マスタの設定には注意しているため、それほど起こることはないようです。ただし、接続前にメーカーの受注担当の人が、個から箱に読み替えていたりする場合は、接続時には双方とも慎重な確認が必要です。

最後に、受注時に納入先の病院名をもらっていた場合、その情報が入手できなくなります。ただ、こちらも設定可能なディーラーもいますので、事前の確認が必要です。 この場合、別の機会に書く予定ですが、病院マスタの問題もあり、ディーラー管理のコードをメーカー管理のコードに読み替える変換マスタが必要となります。

今後への期待

以上、MD-Netの接続の主な利点と注意点とを説明しました。 EDIとしては、緩やかな基準の仕組みですので、現行のプロセスをそのまま乗せることができるケースが多いようです。しかしながら、その自由度故に双方にマニュアル処理が残ってしまってもいます。 これからはより標準化が進み、各社の効率化につながればよいと願っています

拡がった MD-Net その① – 医療機器業界ブログ

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