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繊維大手が本気になった ハイレジって何?

ロカボから新たな素材を

ダイエットのために炭水化物を控えるという、いわゆる”ロカボ”が注目されてきました。
これを意識してお米や穀類の摂取を控える人が増え、お米抜きのお寿司など奇抜なロカボ商品が世に登場しました。
ところが炭水化物の中には食物繊維と似たような働きをするレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)を含む食品が存在することがわかり、改めてロカボを見直す動きが存在します。
特にレジスタントスターチを多く含む食品、ハイレジスタントスターチ略して”ハイレジ”に注目が集まっています。

メディアも注目のハイレジ

メディアでもすでにハイレジに関する特集が組まれ健康食品業界としても徐々に盛り上がりを見せています。
レジスタントスターチは食物繊維と同等の効果が期待されるため、腸内環境を整えダイエットや内臓脂肪の抑制など期待されています。
とくにレジスタントスターチが多く含まれている”ハイレジ”が注目のキーワードになっています。

繊維大手が温めてきた新素材

私自身がハイレジというワードを目にしたのが数年前の健康食品系の展示会。
繊維大手の帝人がハイレジの大麦を新素材として販売を行うという内容で出展しており、通常の大麦の4倍の食物繊維をもつスーパー素材という印象でした。
当時、展示会では売りたくても売れないという担当者の歯がゆさを感じました。
オーストラリアの研究機関で開発された新たな農作物であるため、作付けから収穫までのリードタイムがあること、さらに新素材のため売れるかどうかの市場調査を優先してという慎重な姿勢で臨んでいたことが特に印象に残っています。

2017年の中頃から帝人が強気の作付けを行っているということを聞いており、秋ごろには前年の4~5倍の収穫が見込めるようになったということから、いよいよメディア戦略に打って出てきました。
テレビ等で取り上げられても安定供給ができるという下地を作ってから販売に乗り出すというのは、近年の食品業界で良くある品薄商法とは異なりとても好感のもてる戦略であり、逆にその本気度も垣間見ることができます。

ハイレジのライフタイムバリュー

健康食品業界では素材が様々入替わっていますが、機能性表示以降、共通して言える素材は”食物繊維”であるといえます。
難消化性デキストリンも今回のハイレジも、大きく食物繊維と栄養吸収に関する視点での商品と考えられます。
その点でいえば、なじみのある素材とも考えられ一過性のダイエット素材にはならず、息の長い1つのカテゴリとして確立される可能性は非常に高いと考えられます。
商品素材寿命の短い健康食品業界の一つの柱として成長することを期待しています。

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